卵は常温保管できるのか?

生活

冷蔵庫には必ず卵保管ポケットがあり、卵パックにも要冷蔵と書いてあるため

「卵って要冷蔵じゃないといけないのかな」

と思う方もいるのではないでしょうか。

今回はさまざまな料理に使う機会の多い卵の保存についてお話します。

結論から言うと常温保管可能です。

そもそもスーパーの売り場で売られてる卵は「ロールインナー」と呼ばれる専用の台車で店の角に置かれ常温販売されていることが多いです。

小売店で務めているので言いますが、バックルームでも普通に常温保管しています。

売り場の卵の売れ具合によっては入荷から数日はバックルームで保管している場合もあります。

夏も常温保管できるの?

一応は夏でも常温保管はできます。ただし、涼しくて風通しの良い場所が条件となります。

日本の卵はサルモネラ対策がされているのであまり心配はないとは言え、夏場に生で食べるのなら一応冷蔵庫に入れていた方が安全ではありますね。

買いたての卵を1日冷蔵庫に入れ忘れていた程度では心配はありません。

夏場では常温で大体2週間程度は持つとされていますが「産卵より2週間」という意味であり

産卵~購入までの期間を多目に見て家での常温保管は1週間程度と考えた方が良いでしょう。

どんな環境でも良いというわけではない

常温保管可能だからといって高温多湿などの環境での保管は傷む原因になります。

あとは、お店によっては常温販売の他に冷蔵ケースに陳列して販売している卵もあります。

冷蔵販売している卵については買ったらその日のうちに冷蔵庫に入れた方が良いですね。

とは言っても1日冷蔵庫に入れ忘れた程度では傷みません。

卵には酸素を通す目に見えない小さな穴が空いています。スーパーやコンビニで売っている殻付きの味付ゆでたまごもこの穴を利用して味付けしているのです。

冷たい場所から暖かい場所に移すとパックの内側や卵の表面に結露が発生し、それが劣化を早くする原因となります。

常温保管をする前提ならば常温販売のものを買うことをおすすめします。

卵が劣化したり傷むとどうなるのか?

卵が傷んでいるかどうかは見た目で判断することができます。

方法は複数あり

●水に浮く

●割った時点で黄身が平べったく広がっているor黄身が割れて白身と混ざっている

●割って嗅ぐと異臭がする

が基本的な判断基準になります。

まず水に浮くかどうか。新鮮な卵ほど沈み、古い卵ほど水に浮きます。

新鮮な卵は横向きに沈みます。

古くなりはじめた卵は、水に入れると卵の殻の丸い方(私はお尻と呼んでいる)の方が上になる状態で浮きます。

完全に古い卵は水にプカプカ浮きます。

次に黄身や白身の状態。黄身が割れるといっても殻に引っ掛かって割れることもありますので黄身が割れてしまったものすべてが危険というわけではありません。

ただ傷んだ卵の状態ってすぐわかるんですよ。黄身が割れてないのに平べったく広がっていたり(ハリが無い状態)白身も不自然に濁っていたりします。その場合は食べるのはやめましょう。

次ににおい。完全に腐っている場合割った時点で硫黄のような臭いがしますのですぐわかります。この場合絶対食べてはいけませんよ!!卵に中ると危険です。

大体は水に沈める方法である程度判断ができるのですが、新鮮とは言えないほどの期間を置いてしまった卵については割ってみて臭いや状態も確認してみてくださいね。

まとめ

結論を言うと卵の常温保管は可能です。

ただ、冷蔵保管するに越したことはないのでできれば冷蔵庫に入れておくのをおすすめします。

卵が常温でいけるかどうか検索するパターンといえば大抵は冷蔵庫に入れ忘れたパターンだと思うので問題はないかと思いますが。あとは買いすぎて冷蔵庫に入らないパターンか。

とりあえず買ったばかりで冷蔵庫に保管し忘れたからといって捨ててしまうのはもったいないのでやめましょう!もし生食が心配ならば火を通すといいですよ!

ちなみに温泉卵や半熟卵などの加工品は常温対象外なので冷蔵保存しましょう。

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